どうしてもオーストラリアで食べた「Fish&Chips」の味が忘れられなくて・・・。
日本にも、フィッシュ&チップスを出すお店は、数は少ないながらあることはあります。しかし、パースで食べた味と比べると、どうも違うんです。じゃあ自分で作ってしまえ!・・・という事でさっそく挑戦してみました。
《チップス》
ジャガイモは皮を剥いて、少し大きめのスティック状に切り、水気を切ります。
適量の塩コショウを混ぜ合わせた薄力粉を、ジャガイモにまぶします。
170℃~180℃くらいに熱した油で揚げます。
・・・普通のポテトフライですね。問題はそう、「フィッシュ」です。
《フィッシュ》
業務スーパーで骨のない冷凍の鱈を見つけました。お値段も手ごろです。
鱈はLサイズとMサイズがあって、Lサイズは一袋に5切れ入っています。Mサイズはそれより少し小さめのが9切れ入っています。今回はMサイズを選びました。
そのすぐ隣にカレーを見つけました。カレイのサイズは一種類しかなく9切れ入っていました。
鱈とカレイと両方を使って、パースで食べた味とどちらが似ているか比べてみようと思います。
カレーは皮なしですが、鱈は皮付きです。皮は取っても取らなくてもお好みで良いと思います。
魚は自然解凍したあと、良く水気を切ります。
いよいよ次に「フィッシュ&チップス」の命とも言える、最も大切な「衣」をつくります。
《分量の目安》
薄力粉100グラム
片栗粉100グラム
生卵をひとつ撹拌していれます。
重曹を5g~10g(まあ適当)もしくはベーキングパウダー。
水は一切使わずにビール(200グラム~300グラム)程度を注いで適当な硬さの「衣」に仕上げます。
ジャガイモをまぶした同じ薄力粉を魚にまぶします。
出来上がった「衣」に魚を潜らせ、ジャガイモと同じく170℃~180℃くらいの油で揚げます。
《ポイント》
天ぷら屋さんが、油の中の海老に衣を垂らして華を咲かせるように、フィッシュの上にも同じように、衣を垂らして華を咲かせます
サクサク感を出すには油の温度が低くては絶対ダメです。
油の温度が低いとカラッと揚がらず、時間が経つほどに「衣」はシンナリしてしまいます。
もちろん最後の仕上げは、白ワインビネガーですね。
鱈のほうが身がしっかりした感じで子供達には人気。それに比べてカレイの身は気持ち柔らかく、パースで味わった感覚がどちらなのか、何とも言えませんが、どちらも美味しかったです。
揚げたて熱々のフィッシュ&チップスに、白ワインビネガーをたっぷり振りかけてビールをいただいたら、オーストラリアを思い出しました。