「あわや火事になるところでした。」
ねえ、何か焦げてる匂いがしない?なんだか香ばしくて良い匂いだね。近所でパンでも焼いているのかな?
座椅子の座る部分が炬燵の中にすっぽり入っていて、その背もたれが倒れているのには皆が気付いていました。でも誰もそんなことには気を留めませんでした。
座椅子が焦げているのに気がついたのは次の日の朝でした。
座椅子に変な網アミ模様がついていて、一部茶色く焦げ目がついていました。それを見た時は一体何が起きたのかすぐには理解できませんでした。
座椅子の背もたれが倒れて、座る部分の先端が持ち上がり、炬燵の赤外線ヒーターを覆う金属網に接触していたのです。
炬燵は何となく火事とは無縁の存在で、安心して使える暖房器具だと思っていましたが、炬燵の赤外線ヒーターを覆う金属網はかなりの温度まで過熱するようです。現実に焦げ目がついてしまった訳だし、確かに素足が触れると熱いと感じることもありました。
炬燵の取扱説明書の注意書きには、
①衣類や布団を炬燵の中に入れない。②洗濯物を炬燵の中で乾燥させない。③座椅子を炬燵の中に入れたまま使用しない。などと書かれていました。
この様な状態で火事になる可能性があるというのは再認識です。この状態がもっと続いていたらどうなっていたことか?想像するとゾッとします。あわや火事になるところでした。気を付けなくてはいけませんね。我が家ではさっそく家族全員を呼んで注意を促しました。
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