『 タバコのヤニで黄ばんだ壁が真っ白になりました。』
中古のマンションを購入したのですが、前に住まわれていた方が夫婦揃ってかなりのヘビースモーカーで、部屋の壁という壁は真っ黄色でした。試しに雑巾をお湯で絞って擦ってみましたが、そんな程度では全然落ちません。その雑巾に洗剤を付けて擦ってもみましたが、長年かけて壁に染み込んでしまったタバコのヤニはビクともしませんでした。どうしたら壁についたタバコのヤニを落とすことが出来るのか。最近流行りの高圧洗浄機を隣人から借りて試してみましたが、これも全く効果が見られず完全に諦めていました。
そうこうしているうちに、そのマンションでの初めての冬。外気温が下がってきても流石に今時のマンションだけあって、断熱効果が高く暖房がよく効いて部屋は暖かかったのですが、壁や天井が激しい結露に見舞われてしまいした。
その結果、いつの間にか壁にも天井にもカビが生え始めて、これはマズイと慌ててホームセンターに行って “カビキラー” を買ってきました。早速カビの生えている壁に吹き付けたのですが、・・・・・ な、なんと、タバコのヤニで黄色くなっていた壁を、カビキラーの雫が流れ落ちた跡が真っ白になっているではありませんか。
カビキラーの液が流れたアトが白くなっています。
カビキラーの主成分は次亜塩素酸ナトリウム。これはキッチンハイターなどの主成分と同じ、すなわち漂白剤ですね。煙草のヤニで黄色くなった家じゅうの壁と天井を綺麗にする方法がようやく見つかったのです。早速カビキラーを大量に買い込んできました。
直接手に付かないようにゴム手袋をしっかり付けます。目に入らないようにゴーグルをして、直接吸い込まないようにマスクを付けます。衣服は色物だとカビキラーの漂白効果で色が落ちてしまいますから、直接衣服にかからないようにエプロンをしますが、念の為、いらなくなった古着などで作業することを薦めます。カビキラーの雫がどうしても下に流れ落ちて行きますから、ヤニを落とす壁の下には、床に新聞紙を敷いておいた方が良いと思います。
壁に吹き付けたカビキラーをゴム手袋を付けた手で伸ばして広げて行きます。数十秒で壁は白くなっていきますが、その後水で絞った雑巾でしっかりと拭き取ります。ふき取り方が甘いと、時間が経つにつれてまた黄ばみがうっすらと現れてきます。
模様のある壁の右側半分の煙草のヤニを落としてみました。
14畳のリビングと4.5畳の洋室及び6畳の和室の壁と天井の煙草のヤニを落とすのに、400ml入りのカビキラーを8本強使いました。
カビを落とすつもりで壁に吹き掛けたカビキラーで、家じゅうの煙草のヤニを綺麗に落すことが出来ました。最初の写真と同じ場所の天井の隅がここまで白くなりました。