Windows10の更新プログラムのインストールは強制的に、しかも頻繁に行われます。マイクロソフトは容赦なくアップデートを繰り返し、パソコンのメーカーは、ちょっと古くなったパソコンにはもう対応してくれません。
最新型ではないパソコンを使っている場合、不具合がいつ発生するかわかりません。正常に使えている今のうちに、バックアップを取っておけば、いざと言う時にも安心です。
①先ずは「復元ポイント」を作成しておく。
【復元ポイント】とは、パソコンの一定時期の状態をそのまま保存したファイルです。ソフトのインストールやウィルスの侵入、Windowsのアップデートの影響などで、パソコンの動作に不具合が生じた時に、そのポイントの状態に戻すことで、解決出来る場合があります。
②「復元ポイント」に戻っても解決出来ない場合、「回復ドライブ」と「システムイメージ」が必要になります。
【回復ドライブ】とはWindowsを再インストールする際に使う、インストールディスクの代わりになるものです。「回復ドライブ」を使用することで、パソコンを初期状態に戻すことが出来ます。
回復ドライブを使ってWindowsの再インストールを行うと、パソコンは初期状態に戻ってしまう為、以前にインストールしたソフトや作成したファイルなどは全て消えてしまいます。
パソコンの一定の時期の状態をそのまま復元したい場合は、その戻したい時期の「システムイメージ」を作る必要があります。
【システムイメージ】とは、一定時期のWindowsの状態を丸ごとコピーしたファイルです。システムイメージを作ることで、パソコンを丸ごとバックアップすることが出来ます。
システムイメージはパソコンの状態を丸ごとコピーするので、ドライブのメモリー使用状況を確認して、実際に使われているメモリーよりも大きな容量のSDカードを用意する必要があります。不要なファイルを削除すれば容量を小さくすることが出来ます。例えば、「復元ポイント」も容量を増やす一因となるので、一度削除して「システムイメージ」を作成した後に、もう一度新たに「復元ポイント」を作り直した方が、SDカードの容量を小さく抑えることができます。