大阪に一泊二日、たこ焼き、串カツ、お好み焼き食べに行ってきました。

大阪グルメ食べてきました。

  

 今回は一泊二日で大阪です。もちろん目的はただただ旨いものを食べたい!というだけの理由で小田原駅から新幹線に乗って、目指す目的地は食いだおれの街。たったの一泊二日で大阪を食べ尽くすなんて出来ませんが、限られた時間で極力大阪を満喫しようと挑戦してみました。

 

 2024年1月の土曜日、朝6時56分小田原駅発のひかり631号にカミさんと二人で乗りこみました。途中窓の外は雨が降ったり止んだり。新大阪に着いたのは9時24分、乗っている時間は2時間と28分でした。

 

 新大阪の駅構内は小田原駅と比べたら全然広くて人も多い。しかも周囲の人たちから聞こえてくるのは日本語ではないのです。はっきり言って外国人ばっかり。複数の外国語によるアナウンスが度々流れていました。

 周囲から聞こえて来る言葉の感じでは一番多いのはおそらく中国から来た人たち。次が韓国、それ以外はインド、インドネシア、ヒィリピン、あとはヨーロッパ系?・・・英語は7番目か8番目くらい?日本語はもっと下位だと思われます。いずれにしても、国際線のロビーに居るみたい。もしくは本当に外国に来たみたいです。
 駅の改札を出る前にも出たあとにもお土産屋さんが所々にあって、中でも大きそうなお店をいくつか覗いて、帰りに買うお土産は何にしようかと下見をしながら地下鉄御堂筋線へ向かいました。改札の横の切符売り場には大勢の人が並んでいて、今時切符を買うということは、SuicaもPASMOもTOICAも持っていない、まさしく外国人観光客でした。御堂筋線の改札には自分はSuica、カミさんはPASMOで無事通過。乗った電車は1番ホームの9時50分発天王寺行き。車内アナウンスは関西弁では無く全くの標準語だったのでちょっとガッカリでした。なんば駅に着いたのは10時05分。改札を出るとそのまま地下街が広がっていて、道頓堀に一番近い14番出口に向かいました。地上に出ると雨は止んでいました。

 予約したホテルは道頓堀のすぐ近くにあるクロスホテル。先ずはホテルに行って荷物を預けて身軽になってから、何処のお店で胃袋を満たそうか道頓堀周辺を探索です。

 法善寺近辺を歩いていたら、法善寺水掛不動尊があったのでお参り。苔に覆われたお不動さんにお水を掛けて、無事に大阪グルメを満喫出来るようにお願いしました。

 水掛不動尊のすぐ近くにお好み焼き屋さんとか串カツ屋さんのお店を見つけたのですが、この時間はまだオープンしていなくて、また道頓堀方向に引き返しました。

 道頓堀に戻ると雨がパラパラと降って来て、道頓堀川を渡ったすぐ橋のたもとにはたこ焼きのお店が2軒あって、その並びにあるラーメン屋さんには傘の長蛇の列が出来ていました。カミさんがトイレに行きたいと言うので、その向こう側の大きな観覧車のあるドンキホーテの建物に入ったらこここそ外国人ばかり。超混みのお店の中でカミさんを待ってる間日本語は一度も聞こえて来ませんでした。

 ドンキホーテを出てまたお店を散策しましたがそろそろお昼の時間で何処のお店もお客さんが並んでいます。そんな中他の店よりもちょっと大きそうでしかも高級そうな感じで、そのせいか人が並んでいなくて直ぐに入れそうだったので入ってみました。

 でも中はいっぱいで座るところは見当たらないと思ったら、店員さんにエレベーターに乗せられて3階に案内されました。自分たちは3階では一番乗りだったようですが、そのあとわずか数分で満席になりました。

 座ったのは入ってすぐのカウンターの隅、料理人の料理を作る手元がよく見える席でした。

 メニューを見てもやっぱり迷うだけなので、最初からお店の人にお勧めを聞くことにしました。そして素直に勧められるがまま、お好み焼きと焼きそばを注文しました。
 

 しばらく待って最初に届いたのは焼きそばです。野菜がたくさん入っていてトップには青ネギが載せられていました。見た目の色合いが何だか奇麗。

 食べてみれば、普段食べてる焼きそばと比べると一味違う感じがして、美味しかったですけど、味も見た目もどことなく上品さを感じましたね。ビールともよく合います。

 焼きそばを食べ始めてすぐそのあとにお好み焼きが届きました。こんな奇麗なお好み焼きは見たことが無いと思います。ケーキみたい。

 そしたらいきなり上からかつお節がドサッと容赦なく載せられました。

 こちらも見た目が上品で綺麗だし、食べてみれば中はアツアツトロトロクリーミー、これはまさに芸術作品だと思いました。

 これまではお好み焼きも焼きそばも極めて庶民的な食べ物だというイメージしか持っていなかったけど、こちらのお店のお好み焼きと焼きそばは本当に高級料理という感じ。目の前の鉄板の上で焼いてくれる料理人の手捌きはショーを見ているみたいで楽しめました。お好み焼きも焼きそばも文句の付け所が無い、とても美味しい味でした

 お腹がいっぱいになった後、今度は腹減らしのために新世界通天閣まで歩くと決めて、Googleマップの示す方向へ歩いていったら交差点の向こうに何やら人だかりが見えたので、行ってみたら黒門市場と書いてあって、ここも外国人ばかり。

 大阪に来る前の下調べで黒門市場は見逃していました。魚介類とか精肉とかフルーツとかが所狭しと並んでいて、その場で食べることが出来る。雰囲気は東京のアメ横と似てる感じ。しかし我々夫婦はまだお腹がいっぱいで何も食べることは出来ませんでした。

 道頓堀界隈から通天閣までは約二キロの道のり、黒門市場で寄り道をしてしまったのでトータルで40分くらい歩いて結構歩き疲れましたね。通天閣は下から見上げるとそんなに高い感じはしないけど、展望台に登ってみると大阪の街をぐるりと見渡せてかなりの高さを感じました。

 通天閣から道頓堀まで戻るのは歩きではなく電車を使いました。通天閣から一番近い大阪メトロ堺筋線の恵比寿町駅13時33分発、日本橋駅着13時34。改札を出るとそのままなんばウォークに繋がっていて、なんば方向にしばらく歩いてから途中右手の階段から地上に出ると千日前に出ました。

 千日前をまっすぐ抜けて道頓堀に戻って来て、ようやく少しだけ小腹が空いて来たので、午前中に訪れた橋の袂のたこ焼きを食べることにしました。

 2軒並んでいるたこ焼き屋さんの、正面左側の「くくる」さんというお店で10こ入りのたこ焼きをカミさんと半分ずつ。こちらのたこ焼きはソース味のみでマヨネーズ、カツオ節がのせられて、めちゃくちゃ熱くて中はトロトロの柔らかさ。ここでは自分はビール、カミさんはレモンサワーでした。

 たこ焼きでお腹を満たしたあと、土産屋さんを2軒回って、くいだお礼太郎の前を横切ろうとしたら呼び込みに引っかかりました。なにやら若手の芸人さんのお笑いライブをやってるというのです。

 15時30分から16時までの30分、800円で見られるというので、時間もお値段もお手ごろだし、入ってみようということになって、くいだお礼太郎の背中越しにあるエスカレーターで下に降りるとライブZAZAの受付がありました。

 芸人さんが「遠くから来た人、手をあげて」と聞くので、自分もカミさんも大阪と神奈川はさほど遠くないと思って手をあげなかったのですが、結構多くのお客さんが手を挙げていて、そのうちの大半がなんと神奈川から来たと言うのでちょっとびっくりでした。この日の出演者は5組居たのですがいずれも面白くてあっという間の30分でした。

 ライブZAZAから出ると外の通りは何となく人の数が増えているのを感じました。一度ホテルでチェックインを済ませて、預けていた荷物を引き取って部屋でひと休み。でも人が増えているので夕飯も絶対並ばなければ行けないから早めに出ようと、5時になる前にホテルを出ました。
 夕飯は串カツを食べようと決めていました。「串カツだるま」の本店があるのは新世界なのですが、道頓堀にも支店があって訪れてみるともう既にかなりの人が並んでいました。

 昼間歩いている時に、水掛不動尊の近くで「串カツだるま」の支店を見つけたのを思い出して、行ってみたらすぐに入れました。でも我々夫婦が入ってそれで満席になりました。ラッキーでした。

 席に座って早速メニューを見ようと思ったら、QRコードを読み込んで自分のスマホでメニューを見て注文するようになっていました。最近増えつつありますよね、こういうの。注文したのは新世界セットと道頓堀セット。カミさんはホルモンが苦手なので、どて焼きは頼まずキャベツとキムチを頼みました。

 新世界セットは写真を撮る前にうっかりて食べ始めてしまったので、載せた写真は道頓堀セットだけです。夫婦そろって最初はビール、二杯目以降はレモンサワーで大阪の夜を満喫して1日目は終わりました。

 翌日の朝も何となく愚図ついた天気で、ホテルの窓から見下ろすと傘をさして歩いている人が見えました。

 朝早くから開いているお店は少ないというので、朝食はホテルのモーニングでビュッフェスタイル。でもこの形式はついつい色々な料理を食べたくなって、お皿に盛り過ぎてしまいます。カレーも食べたくなって少しだけご飯の上にのせました。結局は朝から食べ過ぎてしまいました。このあとお代わりをしてしまいましたから。

 朝食後はホテルの部屋で少しゆっくりして、9時を少し過ぎてからチェックアウト。荷物だけは再びホテルで預かってもらいました。
 帰りの新幹線の時間は新大阪発14時18分なので、お昼を食べたらそろそろなんばを離れなければなりません。

 大阪最後のお昼をどこで食べようか?お土産屋さんを何軒か覗きながらぷらぷら歩きました。まだこの時間は小雨が降ってるせいもあってか、道頓堀は昼間と比べたら歩く人はほとんど居ませんでした。

 なんばグランド花月の前を通りかかって足を止めてみました。本日の公演の出演者の名前が張り出されていて開演は10時から、ちょっぴり興味はあったのですが、まだお土産も買っていないし諦めました。

 そのあと再び黒門市場を訪れてみましたが、相変わらずの外国人ばかり。こちらは朝から開いているお店があってそこには人だかりができていて、食べてる人も結構いました。

 外国人観光客の方が自分たちよりも勉強していてはるかに大阪を知ってるようでした。我々夫婦はまたまたお腹がいっぱいで何も食べられませんでした。今度大阪に来たら絶対ここで食べようと誓いました。

 また道頓堀方向に歩いて、かれこれ時間も11時を少し回っていました。お土産も少しずつ買い始めていたのですが、お昼近くになってもお腹が中々空かなくて、でもこのまま何も食べずに帰るのも心残りだったので、最後にもう一度たこ焼きを軽く食べて帰ろうということになったのです。

 また道頓堀川の橋の袂に戻ってきて今度は二軒並んでいるうちの右側のお店「あっちち本舗」さんに入ることにしました。こちらのお店では味にいくつかの種類があって塩焼きというのを頼んでみました。

 今度もカミさんと半分こにしました。アツアツトロトロは隣のお店と変わらず、塩味のたこ焼きは初めて食べましたが美味しかったです。さすがに二人ともアルコールは頼みませんでした。

 その後ホテルへ戻ってホテルのロビーにあるソファーに座って一休みしてから、なんば駅に向かいました。

 ホテルからなんば駅に向かう途中左手に、金龍ラーメンのお店があって、椅子も無くて立ち食いしか出来ない小さなお店だったのですが、食べている人を見ると何となく食べたくなってしまいました。カミさんも最後だから無理しても食べようと言うので食べることにしました。

 実は大阪に着いた時から気にはなっていたのです。道頓堀界隈のいたるところに金龍ラーメンの看板があって、何処のお店も混んでいるのです。

 カウンターの上には、にらキムチ、白菜キムチ、そしておろしニンニクの入ったラーメンどんぶりが置いてあって、ラーメンに載せ放題というのが金龍ラーメンの売りのようですが、食べ過ぎた朝食がまだ尾を引いていて何も載せることが出来ませんでした。

 お腹がパンパンになったところでいよいよ道頓堀ともお別れです。荷物を担いで、ちょっと歩いてすぐに昨日出て来た14番出口から地下に潜りました。そこから数分歩いて御堂筋線なんば駅に到着。相変わらず切符売り場には外国人観光客が大勢並んでいました。改札を通って階段を下りて行くとホームの両側に電車が止まっていたのですが、一瞬どちらの電車に乗れば良いかわからなくて、駅員も見当たらず、それらしい案内板も見つけられず、結局両方の電車を見逃してしまいました。

 しかし電車が居なくなったら、電車の陰に隠れていた大きな案内板が現れて、ようやく乗るべき電車が確認できました。ほどなくして次に来た12時30分発の千里中央行きに乗って新大阪に着いたのは12時45分。

 お土産がまだ買い足りていなくて、新大阪の駅で余裕をもって買い物をしようと早めに出て来たこともあるのですが、新幹線の出発の時刻までは十分時間があり過ぎました。お土産だけではなくて、新幹線の中で飲むお茶、家に着いたら何もしないですぐに夕飯が食べられるようにと弁当を買うことにしました。

 最後の買い物を済ませた後、駅の構内で少し休みたかったのですが、何処も人でいっぱいで座るところが見つからなかったのでちょっと早めだったのですが新幹線のホームに出ることにしました。すこし寒かったですけどもう既に座っている人がいて、我々夫婦も腰を下ろすことが出来ました。ようやくゆっくり座った感じ。

 しばらくして定刻通りホームに到着した新幹線は、14時18分新大阪発東京行きの654号。乗ったらすぐにうとうとして、あっという間に小田原駅に到着したのが16時38分。2時間と20分で着いたので行きよりも帰りの方が8分早かったですね。

 家に着いた時間は17時を少しまわっていました。シャワーで汗を流した後、お弁当と551HORAIで買ったちまきと肉まんをいただきながら乾杯しました。
美味しかったです。

 一泊二日で大阪で食べたグルメは、お好み焼き、焼きそば、ソースたこ焼き、串カツ、ホテルの朝食、塩たこ焼き、金龍ラーメンでした。ちょっとハードで食べ過ぎの感はありますが、ご馳走様でした。

大阪のお土産で一番人気があるのは「551HORAI」さんの豚饅だそうです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました