「浜松まで鰻(うなぎ)を食べに行ってきました。」

浜松までうなぎを食べに行ってきました。

◉熟年夫婦の食べ歩きグルメ二人旅・・・美味いものが食べた~い!


 うなぎと言えばやっぱり有名なのは静岡県の浜名湖ですよね。ということで今回は、うなぎ養殖発祥の地と言われる浜名湖までうなぎを食べに行ってきました。

 可愛い猫ちゃんたちの面倒は息子が見てくれるというので今回は一泊。ということで一日目のランチとニ日目のランチの2回、うなぎをいただいて帰って来ようと思います。

 浜松までは新幹線を使えば早いのですが、現地での移動を考えると車の方が便利なので今回は車で行くことにしました。

 浜松まで行ってうなぎをたっぷり堪能したいっ!
 じゃあ何処のお店に行けば良いの?知識は全くのゼロからのスタートでした。「浜松、うなぎ」でネット検索してみると、浜松市内のうなぎ屋さんがたくさん出て来ます。同時にうなぎ屋さんを紹介しているサイトもたくさん出て来るのですが、どのサイトにも共通して登場して来るようなお店があって、そのお店を訪れた人の評判やクチコミなどを参考に、また宿泊予定のホテルの位置や行きたい観光スポットへのコース取りを考えながら、何とか絞り込んでみました。その結果一日目のランチは天竜川近くにある「中川屋」さん、二日目のランチは三ヶ日インター近くにある「炭焼うなぎ加茂」さんという予定で行くことにしました。どちらのお店も評判の高い人気店のようです。
 朝起きて飲まず食わずで大井松田の料金所を通過したのは日曜日の朝7時20分。御殿場を過ぎてから新東名に移ったら濃い霧で前の車のテールランプも見えないくらい、しばらくは低速で走りました。
  

 霧が晴れたところで、ようやく普通に走れるようになりましたが、いい加減お腹も空いてきたので「駿河湾沼津サービスエリア」で朝食。

 新東名は道幅も広く路面も滑らかで、普通車の制限速度が時速120Km。旧東名と比べればかなり快適に走れますが、パーキングエリアの数は旧東名の方が多いようで、まめに休憩を取るなら旧東名の方が便利だと感じました。「駿河湾沼津サービスエリア」を出てから清水で再び旧東名に戻って、「日本坂」「遠州豊田」それぞれのパーキングエリアでトイレ休憩を取ってから、浜松の料金所を降りたのが10時30分。中川屋さんの予約時間は11時45分なので、それまで少し時間があったのですが、カミさんが洗顔用の石鹸を忘れたから買いに行きたいと言うので、イオンモール浜松市野に行ってみることにしました。しかし流石の日曜日、イオンモールに近づくに連れて車の数が増えて来て渋滞に巻き込まれました。

 このモールはかなりデカいです。駐車場も広いのですがほぼ満車状態。空車スペースを探すのにも、ショップを探すのにも時間がかかってしまい、いざ買い物をしようとしたらレジが長蛇の列。

 予約の時間が気になったので、うなぎを食べてからもう一回来ようと決めてイオンモール浜松市野を出ました。

 中川屋さんの駐車場に到着したのは予約時間の10分前。40台も停められるかなり広い駐車場なのに、日曜日だったことも手伝ってか車の数も結構いて、他府県からのナンバーも多く見受けられました。

中川屋さんに決めた理由」
 中川屋さんを選んだ理由は、評判が高いことはもちろん、浜松ICからさほど遠くなくて、しかも観光スポットが近くに集中してること。また西麻布にもお店があるし、何と言っても電話予約が出来ることでした。日曜日のお昼だし混雑が予想されるのでどうしても予約をしておきたかったのです。

 予定の時間より少しばかり早かったのですが店に入るとすぐにテーブル席に案内されました。テーブルの上に献立表が置かれていましたが、何を注文するかは決めていました。うな重ふたつと、どうしても食べてみたかった白焼き(これまで食べたことが無かった)をひとつ注文しました。


 
 うな重のうなぎの量は、自分は丸々一匹、カミさんは白焼きもあるからと言って3/4にしてもらいました。普通、うなぎやさんに入ると、注文してからうなぎが出て来るまで結構待たされるイメージがありますけど、予約していたせいか意外と早くて、12時過ぎには待望のうなぎがテーブルに運ばれて来ました。

 間近で見る初めてのうなぎの白焼きは、その中央にキャビアが乗っていて、貝割れと刻み葱そしてワサビが添えられていました。

 これらを全部白焼きに乗せて特性のタレにつけていただきます。いざ口の中に入れてみると、ん〜これはうまい!これはやっぱりアルコールが欲しくなりますね。しかし車の運転があるので残念ながらノンアルコールで我慢しながらカミさんと半分ずついただきました。

 一方うな重はというと、こちらもふっくらと柔らかくてタレの味も抜群でした。無駄に形容詞を並べても意味がないですね。ただただ美味しいとしか言いようがなかったです。近所のスーパーで売ってるうなぎとは全然違いますね。いやいや比べたら怒られてしまいます。

 中川屋さんでうなぎを食べることが出来ただけでも、わざわざ浜松まで来た甲斐があったと感じました。うな重には肝吸いと漬け物、デザートはヨーグルト味の杏仁豆腐が付いていました。

 うなぎ特有の脂成分であるオメガ3脂肪酸(身体に良いと言われる奴)がお腹全体に広がって、満腹感と満足感が頂点に達したところでお店を出ました。

 そのあとイオンモール浜松市野に戻って買い物を済ませた後、予定していた一つ目の観光スポットに向かいます。カーナビの案内通りに浜松バイパスを海に向かって南下して中田島砂丘に到着。隣接する風車公園の無料パーキングに車を置くと、その道路を挟んで反対側(海側)に中田島砂丘はありました。

 

 砂丘の入り口には「中田島砂丘」と彫ってある大きな石が置いてあって、その奥の階段を登って進むと、目の前に砂丘が現れました。

 

 遠方には小高い丘が見えて、取り敢えずここで砂丘に向かって記念撮影。この日は風が強くて砂丘の砂が顔に飛んできました。

 砂が靴に入らないように一歩一歩ゆっくりと歩いて丘の上に到達すると、その丘の向こうには相模湾でも駿河湾でもない太平洋が見えました。

 二つ目の観光スポットは浜松城。風車公園の駐車場を出てからJR浜松駅方向に北上、浜松駅に近づくに連れて浜松アクトタワーが見えてきます。静岡県内で一番背の高い建物で浜松のシンボルと言われているそうです。

 この浜松アクトタワーを右手に見ながら左方向に折れて、飛龍街道にぶつかったらそこを右折して進むとすぐ、左側に浜松城公園の駐車場が見えてきます。中田島砂丘を出発してから20分とちょっとでしたが、駐車場の少し手前から浜松城渋滞が起きていて、駐車場の中に入るのに4、5分掛かりました。車を降りて浜松城に向かって緩やかな登り坂を歩いて行くと、その途中にNHKで放送中の「どうする家康浜松大河ドラマ館」なるものが建っていて、その向こうにはお土産屋さん。あとで入ろうと先ずは浜松城を目指しました。

 坂道が段々と急になってきて、木々に遮られてまわりの景色が何も見えず、この坂道がどこまで続くのかと不安になりましたが、意外とすぐにお城が見えてきました。

 この浜松城で徳川家康は17年もの間過ごしたそうです。

 お城から坂道を下ってきて時刻は午後3時20分。宿泊予定の浜名湖レイクサイドプラザには3時半にチェックイン予定だったので、大河ドラマ館は諦めて、お土産屋さんをちょっと覗いただけでそのまま駐車場に戻ってホテルに直行しました。カーナビの案内に従って東名高速に向かって北上、三方原ICから東名高速に乗って名古屋方面へ。三ケ日インターで高速を降りたら一般道をしばらく走って16時10分過ぎに浜名湖レイクサイドプラザに到着しました。

 このホテルは浜名湖の北西に位置する猪鼻湖の湖畔にあります。ホテルの玄関脇にはヨットが飾られていました。

 客室の窓からは猪鼻湖を見渡すことが出来て、敷地内にテニスコート、プール、チャペルなどがある中々大きなホテルでした。

 お風呂は客室とは別の建物でホテルに隣接はしてるものの、一度ホテルから外へ出なければならず、冬は外気に晒されてちょっと寒そうです。そのお風呂の二階がバイキングの食事処になっていました。

 ホテル到着後さっそく温泉につかって、砂丘で身体に着いた砂と汗を流した後はバイキングの夕食。

 食事を終えてから2度目の温泉に入ったあと、NHKの大河ドラマ「どうする家康」を観ながら、ホテル内のお土産コーナーで売っていた堅あげポテトをつまみにカミさんと一杯、飲みなおしをして一日目は終わりました。

 二日目の朝、3度目の温泉につかってからバイキングの朝食。清算を済ませてホテルを出たらいよいよ炭焼うなぎ加茂さんに向かいます。
「炭焼うなぎ加茂さんに決めた理由」
 一番最初に宿泊場所を探しました。「浜名湖の温泉で検索すると、たくさんのホテルが出て来て、その中で三ヶ日温泉の「浜名湖レイクサイドプラザ」が大きくて綺麗そうだったので決めてしまったのですが、このホテルから一番近い東名のインターが三ケ日インターだったのです。その次に三ヶ日インター近くのうなぎ屋さんを探してみたら偶然「炭焼うなぎ加茂」さんを見つけたのです。ところが、こちらのお店は電話予約を受け付けていなくて、当日の朝9時以降に直接お店に来て席の予約をしないと食べれないというのです。平日でもお昼時にはいつもいっぱいになって、早めに来ても食べられないこともあるそうです。そんな話を聞けば誰だってどうしても食べてみたくなりますよね。

 ホテルを出発てしばらく行くと天竜浜名湖鉄道の踏切があって、ちょうど遮断機が降りて通過して行く電車を見たら、車両の数は一両だけで、その車両には大河ドラマどうする家康の絵が描かれていました。

 炭焼うなぎ加茂さんに到着したのは9時5分過ぎくらいでしたが、すでに駐車場には数台の車が停められていました。


 本来ならお店でお昼を食べたかったのですが、美味しいうなぎはやっぱりお酒と一緒に楽しみたいという呑んべい心と、留守番をしている息子にお土産に旨いうなぎを買って帰ると約束してしまったこと、それと実は昨日のうなぎの脂成分の余韻がまだ何となく胃袋に残っている感じがして、ちょっと重かったんですね。・・・まあ、それらの理由からお店では食べずにテイクアウトで持ち帰ることにしたのです。取りに来る時間はお店の開く11時でお願いをしました。

 予約を済ませて店を出た後は、その他のお土産を買うために、近くのお土産専門店の勝美センターに行きました。

 そのあと一般道から入れるぷらっとパークEXPASA浜名湖にも行き、また再び勝美センターに戻ったりしました。

 11時をちょっと過ぎて炭焼うなぎ加茂さんにうなぎを取りに行ったのですが、平日の月曜日のこの時間で駐車場はほぼいっぱい。駐車場の一番隅にかろうじて車を停める事ができて、お店に入ったら中は満席状態でした。

 うなぎを受け取ってお店を出た時には、駐車場に入ろうとする車がもう既に待っていました。
 テイクアウトのうなぎは、車に常時積んであるクーラーボックスの中に、ホテルの部屋の冷蔵庫で一晩冷やしておいた保冷剤と一緒に入れました。お店を出てからは、うなぎが傷まないうちに早めに帰ろうと、そのまま三ケ日インターから東名高速に
りました。

 しかし、カミさんがお土産を買い忘れたところがあると言うので、もう一度浜名湖サービスエリアに寄りました。

 途中お昼を食べたのは牧之原サービスエリア。

 夫婦揃って普段の食事がしたくて塩ラーメンをいただいて、ようやく胃袋の中のうなぎの脂が洗い流された感じがしました。

 それからもう一度富士川サービスエリアで休憩を取ってそのまま真っ直ぐ帰って来ました。

「炭焼うなぎ加茂さんのうなぎいただきます。」

 いよいよ夕飯の時間です。クーラーボックスからうなぎ弁当の入った紙袋を取り出します。

 袋から中身を出すとこんな感じ。テイクアウトでも、いかにも「うな重」って感じの容器に入れてくれました。黒い箱には白焼きが入っています。

 いざ蓋を開けるとこんな感じ、白焼きにはワサビと生姜がついていました。

 そしてうな重の蓋を開けるとこんな感じ、果たしてどれだけ旨いのだか?


 温め方もどのくらい温めて良いのかわからず、取り敢えず電子レンジで1分間温めてみました。温め過ぎるのも良くないと思い、まだ生温い状態でしたが箸を入れていざ口の中に入れて見ると、いやいやいや、旨い!旨い!旨い!なるほど確かに旨いぞこれは!中川屋さんのうなぎも旨かったけど、加茂さんうなぎも旨い!お店で同じように食べたわけではないので比較は難しいですけど、加茂さんのうなぎの方が脂成分が何となく控えめのような気がして、熟年夫婦にとっては食べやすい感じがしました。若者にとっては中川屋さんのうなぎの方がガッツリと食べた感じが味わえるような気がします。両方のうなぎやさんいずれも美味しかったです。

 実はもう一軒、うなぎ屋さんのうなぎを買って帰りました。三ヶ日インター近くでお土産屋さんを探して見つけたのが勝美センター。この勝美センターの道路を挟んで斜向かいにあるのが「うなぎ処勝美」さんの三ヶ日インター店です。「うなぎ処勝美本店」は浜名湖と猪鼻湖が接するその境界に建っていて猪鼻湖と浜名湖の両方を一望することができるそうです。

 勝美センターでは三ヶ日みかんから作られたジュース、ジャム、ドレッシング、その他スナック菓子や浜名湖のうなぎの加工品、冷凍の浜松餃子など数多くのお土産が売られていました。

 その中に真空冷凍された勝美さんのうなぎの蒲焼き、白焼きも売られていたので、ついつい買ってしまいました。

 後日食したところ、いやいやいや、勝美さんの蒲焼も白焼きもどちらも旨い!特に蒲焼に付いてきたタレは最高でした。

 白焼きはこんな風にお皿に乗せて薬味とワサビを添えてみました。湯煎をしてそのままでも美味しいのですが、食べてる途中からうなぎの脂が段々重たく感じられて来たので、魚を焼く網で軽く焼いてみました。そうしたら香ばしく余分な脂も落ちてより一層美味しくいただけました。味付けは塩でも、ポン酢でも、わさび醤油でも全部試しましたけど、どれも旨かったです。

 浜名湖レイクサイドプラザの精算時にフロントで「この辺りで特に美味しいうなぎ屋さんとかありますか?」と聞いたら、「この辺りは何処のお店も美味しいですよ。」と言われました。・・・なるほど。
 合計三軒ものうなぎ専門店の美味しいうなぎを食べることができて、浜松に行って本当に良かったです。うなぎ堪能出来ました。

休憩をしたSA、PAを下の図に示しました。

大井松田ICを出発してから大井松田ICに帰ってくるまでの走行距離は約480㎞でした。


 

 うなぎ処勝美さんのうなぎはネットでも買うことが出来ます。

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