カミさんが抱かせてもらったジャック・ラッセル・テリアの女の子は生後6週間、7匹産まれた兄弟姉妹の末っ子でした。兄弟姉妹の中で一番体が小さくて弱々しく見えたのですが、でも本当に一番可愛かったのです。カミさんはもう既に、彼女を我が家の一員にすることを心に決めていました。予防注射やら必要な書類を揃えるやら、その他の手続きもあるということで、その日は一緒に連れて帰ることは出来ませんでした。子犬の引き渡しまでには数日かかるとマスターに言われましたが、もうその日が待ち遠しくて仕方ありません。マスターが「子犬が寝られるおうちを準備しておいてね。段ボール箱の中におしっこシートを敷けばそれで良いから。」と言うので、すぐその足でスーパーマーケットに行って大きめの段ボール箱をゲット、そのついでに夕飯の買い物って感じでした。そのあと、おしっこシートを見にちょっと遠回りをしてホームセンターへ。ところがいざペット用品のコーナーに行くと、数多くの商品が並べられていて、ついつい手に取って見たくなってしまいます。これから始まる子犬との生活が心に浮かんで来て、想像はどんどん膨らんで行きました。何だかウキウキ楽しくて、展示してある犬小屋の寸法を測ってみたり、拡げられているゲージを小さく折りたたんでみたり、陳列されている色とりどりの首輪やリードを、ひとつひとつ手にとっては、犬が付けている姿を想像してみたり。結局おしっこシートだけではなく、餌を入れるお皿や水を飲むための器具、幼犬用のドッグフードの缶詰や子犬が遊ぶ為のおもちゃまで買ってしまいました。
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