「その名前は納得が出来ません。」

子どもたちが勝手に付けてしまいました

 イギリス生まれのメスのジャック・ラッセル・テリアに相応しい名前?・・・エリザベス、ナタリー、ソフィヤ、マリリン、オリビア、シャロン、マドンナ、ニコール、花子・・・いい加減年代がバレそう。仕事帰りの電車の中でずっと考えていました。その中で「シャロン」なんて良くない?う~ん、結構良いかも。この名前なら他の誰の案も寄せ付けないだろう。我ながら良い名前を見つけたとちょっぴり満足。家に着くのが楽しみでした。家の前まで来ると子供たちのハシャギ声が外まで聞こえていました。玄関を開けて中に入ると子供たちは子犬をダンボール箱から出して、ホームセンターで買っておいた鈴の入ったボールを子犬の前に転がして遊んでいました。「ラン!こっちだよ!」息子がボールを転がします。子犬はヨチヨチした足取りでボールを追いかけます。今度は娘がそのボールを取って「ラン!こっちこっち。」私はカミさんに質問しました。「“ラン”って何?」「そう。私も納得してないんだけど、子供たちがさっきから“ラン”“ラン”って呼んでるのよ。」「ちょっと待ってよ。そりゃあダメだよ。全然犬に相応しい名前じゃないじゃん・・・。」「私もそう思うんだけど・・・。」「なんでランなの?ランて名前は一体どこから出てきたの・・・鳳蘭?、伊藤蘭?、うるせいやつらのラン?・・・(やっぱり年代が。)・・・みんなでもう一度考え直そうよ!」私が叫んでも子供たちは聞いてくれませんでした。カミさんはもう諦めていました。ささやかな抵抗空しく、結局子犬の名前はランになりました。名前の出所は名探偵コナンに出てくる毛利蘭でした。(確かに新しいかも知れないけど・・・)

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