「毎日ランの奪い合いです。」

おもちゃになったラン

 小さめのワイヤーネットを使ってゲージの一部分に出入り口を作ってあげました。ランはゲージの中と外を自由に行き来することができます。でもそれはもちろん家族の誰かが家に居る時だけ。外から帰って来て出入り口が開くようにしてあげると、ランはすぐにゲージの外に出て来ます。ランがゲージから出てきたら、さっそくボール遊びが始まります。これが、ずっとやっていても結構飽きないんです。でもさすがにそんな事ばかりしてはいられないので、しばらく遊んだらゲージの中にランを戻しますが、すぐにまた出てきてしまいます。学校から下の娘が帰って来た時も、同じようにボール遊びが始まります。娘はフェンスの中で気持ち良さそうに眠っているランを、強引に抱き起こします。それでもランは、待っていましたと言わんばかりに遊んでくれます。娘がランと遊んでいるところに上の息子が帰ってきます。息子は妹から、これも強引にランを取り上げると、今度は息子がランと遊び始めます。娘は怒って泣き出しますが、息子は「お兄ちゃんが帰って来るまでずっと遊んでたろう!」と言ってランを妹に返してはくれません。こんな風にランを奪い合うのが我が家の毎日の行事になりました。しつこいという点では息子より娘の方が勝っています。だからランはほんの少しばかり娘よりは息子の方が好きみたいです。家族四人でランを取り囲んで一斉に「ラン!こっちにおいで。」と呼び掛けると、ランは息子の方に行こうとします。私やカミさんのところに来ないのは、息子が一番遊んでくれるからだと思いますが、息子の方に行きかけたランを、娘が「ダメ!」と言って抱き抱えて連れ去ってしまいます。

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