ランが亡くなって間もなく我が家は駅に近いペットOKのマンションに引っ越しをしましたが、イチコはマンション生活にもすぐに慣れて、特に大きな病気も無く、元気に毎日を過ごしていました。そんな折・・・。
2017年9月上旬、あたりが少し薄暗くなった夕暮れのいつもの散歩道でした。いつもの踏切を渡って、我が家まであと2~3分というところで、いきなりイチコが線路脇の暗闇に向かって、リードを持つ手を強く引っ張るのです。いつも鼻をクンクンさせて、何か食べ物を見つけると、凄い力で引っ張って行くので、今度は一体何を見つけたのか?。クンクン、ムシャムシャとイチコが貪りつこうとするその鼻の先には、何やら微かにうごめく黒い物体。慌ててイチコのリードを強く手繰り寄せ、目を凝らして見ると、なんと小さな子猫が身動きも取れずにうずくまっていたのです。
持っていた懐中電灯を照らして子猫の顔をよく見ると、目ヤニが両目を塞いでいて物が見えていない様子。身体は全身砂と埃にまみれていて、食べ物を何日も食べていないようでガリガリに痩せ細っていました。
そんな弱った子猫に対しても、ジャックラッセルテリアのイチコは、狩猟犬の本能なのか、残酷にも食らいつこうとするのでしょうか?。獲物を目の前にしてグイグイとリードを引っ張るイチコの力は凄まじく、でも猫は助けてあげたいし、イチコは押さえ付けなきゃいけないし、自分一人ではどうしようもないと判断。片手でズボンのポケットからスマホを取り出してカミさんに連絡、応援を要請しました。大のネコ好きなカミさんは、ゴム手袋をはめた手には何故か昆虫採集用の網を持って、受験生の息子と二人で猛ダッシュしてきました。
その日の天気予報では、夜には雨が降ると言っていたので、小さな命が危険にさらされると思えばそのまま放置してはおけず、ガタガタと震えが止まらない可哀そうな子猫を取り敢えず家に持ち帰りました。
夕飯の支度中だった筈のカミさんは何だか嬉しそうにそわそわと、「ちょっと行ってくる!」と言い放ってわざわざスーパーまで車を飛ばして子猫用のミルクを買って来ました。
明るい部屋で見るとやはり目が見えなさそう。
警戒しながらもカミさんの買ってきたミルクを少しづつ飲みましたが、その傍らではイチコが身を乗り出して、様子を伺っていました。
我が家には狩猟犬が居るので絶対に一緒には飼えそうもないとカミさんも息子も諦めて、翌日、いつもイチコがお世話になっている動物病院へ連れて行くことにしました。
動物病院に預けて間もなく子猫の目もはっきりと開いて、すっかり元気となりました。捨てられたのか逃げ出したのか状況はわかりませんが目つきはなかなか鋭いですね。
動物病院では里親になってくれる人を募集しました。その時の写真がこれ。
耳には感染症があり、目も完全ではないので暫くは通院が必要なようですけど。
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